【有馬記念】メロディーレーン軽視禁物 体調も気配も上昇!森田師「間隔があいて状態いい」
「有馬記念・G1」(26日、中山)
きょうだい対決がグランプリに華を添える。ファン投票3位で選出された菊花賞馬タイトルホルダー、その半姉でファン投票24位のメロディーレーン。実績では弟が圧倒的だが、小柄で一生懸命走る姿が人気の姉も好ムードだ。どちらに軍配が上がるか-。
3歳秋にJRA史上最軽量(338キロ)Vを記録するなど、小さな体でファンを魅了してきたメロディーレーンが、宝塚記念に続いてグランプリに参戦。準オープンを勝ったばかりと、実績では菊花賞馬の弟タイトルホルダーに見劣るが、自身の体調は春以上。初の直接対決で、姉の意地を見せたいところだ。
森田師は「宝塚記念は使い詰めといった状態。今回は間隔があいて状態はいい」と春との違いを強調。「バテないので、雨が降ってほしいですね」とスタミナ勝負を望んだ。来年のサウジアラビアで行われるレッドシーターフHC(2月26日・キングアブドゥルアジーズ、芝3000メートル)にも登録済み。「(有馬記念で)勝ち負けは恐れ多いが、好走してレーティングを上げ、サウジに選んでもらいたい」と指揮官。世界を目指す小さなヒロインが、師走の中山を大激走だ。