【有馬記念】幸 アカイイトで縁結びVだ デビュー28年目で初有馬、7枠13番歓迎

 有馬記念初騎乗に胸を躍らせる幸英明(撮影・石湯恒介)
 運動を終えて厩舎に戻るアカイイト(撮影・佐々木彰尚)
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 「有馬記念・G1」(26日、中山)

 幸英明騎手(45)=栗東・フリー=が、デビュー28年目にして年末のグランプリに初騎乗する。コンビを組むのはエリザベス女王杯でG1初勝利に導いたアカイイト。2021年JRA80勝で自身の年間最多勝更新中と、まだまだ衰え知らずのベテランが、10番人気で制した前走に続いて再び波乱の立役者となる。                   

 3冠牝馬スティルインラブ、ダートの猛者ホッコータルマエなどでJRA・G1・8勝を挙げる幸だが、なぜか縁がなかった年末の大舞台。デビュー2年目の95年に天皇賞・春のクリスタルケイ(14着)で初騎乗してから、G1には208回騎乗していて、乗らなかった年はない。

 デビュー28年目を迎えるベテランでも、はやる気持ちは抑え切れない様子だ。「このまま乗らないで終わるんじゃないかと思うところもありました。自分の中で一年を締めくくるレース。ダービーと同じくらい盛り上がるレースだと思っています。ずっと乗りたいという気持ちはありましたし、すごく楽しみです」と声を弾ませる。

 コンビを組むのはアカイイト。初めて手綱を取ったエリザベス女王杯で、G1初制覇を成し遂げた。今回は相手も一気に強化されるだけに「あくまでも挑戦者の立場だと思います」と控えめながらも、「長く脚を使えるので、展開が向いてくれれば」とチャンスをうかがっている。枠番も7枠13番に決まり、「いい枠だと思います」と歓迎していた。

 目下、19年リスグラシューのレーン、20年クロノジェネシスの北村友と、初騎乗の鞍上が2年連続で勝利を飾っている。その流れが21年も続くか。

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