【有馬記念】馬場状態から浮上するのはこの馬だ
「有馬記念・G1」(26日、中山)
中山競馬場のある千葉県船橋市の天気予報は晴れ時々曇り。土曜の中山競馬は稍重で行われたが、グランプリまでには回復しそうだ。同じ芝2500メートルで行われた土曜11R・グレイトフルS(3勝クラス)は2分34秒0で決着。良馬場の昨年より3秒4速かったことから、芝の傷みは例年ほどではないと思われる。
土曜の中山は芝5鞍が組まれ、上がり3F最速の数字はそれぞれ35秒3、34秒7、34秒8、35秒1、34秒5。全体時計は水準レベルだが、普段より上がりを要している印象だ。瞬発力より持久力を求められる馬場状態と考えたい。
今の馬場は、消耗戦は大歓迎のアサマノイタズラにとって最高の条件。馬力に優れたヴィクトワールピサ産駒らしい中山巧者。人気馬の脚が鈍った瞬間に、外から差し込んでくる。