【中山金杯】アールスターが復調ムード フォーム良化 20年小倉記念の再現狙う
「中山金杯・G3」(5日、中山)
復調ムードが漂う。主戦の長岡を背に、アールスターは2日、栗東坂路で単走。しまい重点に追われ、しっかりとした脚取りで4F56秒5-40秒6-12秒4をマークした。
レース間隔は詰まっているが、見た目に馬は元気いっぱいだ。杉山晴師は「しまいだけやりました。時計は出していませんが、状態はいいので、いい時に使う形になりました」と出走の経緯を説明。動きもいい。これまでは調教でモタれる面があったようだが「ここ一週間はフラットに、きれいに坂路を上がれています」とフォームの良化を感じている。
前走のディセンバーSは7着に敗れたものの、直線は馬場の大外から差を詰め、勝ち馬から0秒5差。上がり3Fはメンバー2位の34秒8をマークと、好調時の活気を取り戻しつつある。「2走前からブリンカーを着けていますが、多少はプラスに働いているかな。まだまだやれると思うし、大きな差はないと思う。スムーズに運べれば」と指揮官。10番人気でアッと言わせた20年小倉記念の再現を狙う。