【ボート】吉田拡郎が4代目深夜王に向けて初日は2、4着発進
「ミッドナイトボートレース・深の夜王決定戦」(6日、若松)
吉田拡郎(39)=岡山・90期・B1=が、まずは順調に滑り出した。
1走目は、7Rの5号艇。5コースからしっかりSを決めて全速差し。イン先マイの岡瀬には届かなかったが、きっちり2着を確保。12Rのドリーム戦は3号艇で4着だった。
エンジンは11月に初下ろしで約2カ月使用で、2連対率はわずか7%という実績のない54号機だったが、前検から感触は悪くなく、実戦でそれを証明した。「直線は上積みできた。出足は前検の方が良かった」と言いつつも、エンジンにはまずまず納得している。2日目はメインの12R1号艇で登場する。
吉田は、昨年3月の浜名湖G1戦で、周回誤認の内規違反により4カ月の出場停止処分を受け、出走回数不足の今期はB1級の格付けだが、G1優勝3回、SGでも2014年のオーシャンカップ(まるがめ)を制した実力者。
復帰戦となった昨年9月の大村タイトル戦でいきなり優勝。今年に入っても、地元・児島での正月レースで優勝戦まで進出して3着と、実力を示している。また、昨年12月20日からの大村でのミッドナイトボートレースにも出場しており「深夜戦」はこれが2回目になる。
羽野直也(福岡)、赤坂俊輔(長崎)、岡村仁(大阪)に続く4人目のミッドナイトボートレース覇者へ向け、吉田の走りに注目だ。