【日経新春杯】クラヴェル 悲願のタイトル奪取へ 余裕のなさ解消
「日経新春杯・G2」(16日、中京)
エリザベス女王杯3着のクラヴェルは13日、栗東CWで併せ馬を行った。キングオブコージ(6歳オープン)を大きく追走する形でスタートし、徐々に差を詰めながら直線へ。ゴーサインに力強く反応し、内から馬体を並べてフィニッシュした。
6F81秒5-36秒7-11秒5の内容に、安田翔師は「いい追い切りでした。例年の冬よりも硬さを見せることなく来られています」と納得の表情。これまではがむしゃらに走ってしまう面もあったが、「いい意味で余裕のなさが解消されてきた」と、今はリラックスもできている様子だ。
同週の牝馬限定戦・愛知杯にも登録していたが、「ゲート裏まで距離があるとエキサイトしてしまうので」と、あえて牡馬相手のここへ。重賞では2・3・3・3着と崩れない堅実派が、狙い定めた舞台で悲願のタイトル奪取といく。