【ボート】河合佑樹がG1戦4回目の優出で初優勝、G1開幕戦を飾る
「尼崎センプルカップ・G1」(16日、尼崎)
1号艇で人気を集めた河合佑樹(34)=静岡・102期・A1=がインから危なげなく逃げて1着。G1は4回目の優出で初、通算では21回目の優勝を飾った。2着は4コースから差した田村隆信、3着に篠崎仁志が入った。
尼崎では19年7月のG2初優勝、そして昨年12月の一般戦でも優勝と、好相性の水面で河合が悲願のG1初Vをつかみ取った。オール2連対で予選をトップ通過から王道のVロードを築き、最後もライバルたちを突き放す堂々のイン完勝劇だった。「まさか自分が獲れるとは思っていなくて、チャンスを逃さず獲れたのはうれしい。諦めずに良かった」と殊勝にVを喜んだ。
これまでSGの出場はなかったが、この優勝で来年のSG・クラシック(2023年3月16~21日・平和島)の出場権を獲得。また、当地で開催されるSG・オーシャンカップ(7月19~24日)の権利獲りも見えてきた。「尼崎はすごく相性がいいし大好きなのでオーシャンカップへ向けて頑張りたい」と大舞台での活躍へ思いをはせる。2022年のG1開幕戦を制した勢いを持って、さらなる飛躍を目指して行く。