【東海S】反撃サンライズホープ 気合注入 チャンピオンズC15着から巻き返す

 「東海S・G2」(23日、中京)

 重賞2勝目を狙うサンライズホープが態勢万全だ。19日、幸を背に栗東CWで併せた僚馬に1秒2先着。G1初挑戦となった前走のチャンピオンズCこそ15着と大敗したが、一線級と戦った経験を生かし、同じ舞台で反撃を狙う。ブルベアイリーデは、1週前に栗東坂路で自己ベストをマークしており、レース当週はソフトな内容。気配は申し分なく、重賞初制覇に向けて不安はない。

 いざ巻き返しだ。チャンピオンズC15着のサンライズホープは、19日幸を背に、栗東CWでナムラショウグン(5歳1勝クラス)と併せ馬。4コーナーで内に進路を切り替え、ゴーサインを出されると一気に加速。最後は突き放し、6F81秒7-37秒4-12秒0で1秒2先着を決めた。大跳びで迫力満点なフットワークは健在で、鞍上も「反応や息遣いは問題ないし、動きも良かった」と合格点だ。

 羽月師も「しまい重点で気合を入れる感じ。前走では当週がソフトな調教で(結果が)良くなかったので、今回は変えました」と調整の意図を説明。「ラスト1F12秒0はこの馬にしたら限界に近いですし、反応も良かった。よく動いていますね」と目を細めた。

 21年は4月にオープン入りすると、6月の三宮Sを楽勝し、10月のシリウスSで重賞初V。いずれも中京だったことから暮れのチャンピオンズCでも注目されたが、好位追走から直線で失速。師は「前走は走らなさ過ぎで」と首をかしげるが、「G1ならではのプレッシャーもあったのかもしれない」と初めて経験した大舞台に敗因を求める。

 ただ、前走こそ敗れたが、中京は〈2101〉と相性はいい。「ここに向けてしっかり調整してきて体調はいい。巻き返してほしいですし、いいレースをしてこの馬にとって飛躍の年にしてほしい」。G1という大きな壁にぶつかった5歳馬が、再び臨む桶狭間の決戦で、ひと皮むけた姿を披露してみせる。

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