【東海S】スワーヴアラミス豪脚V 松田G2初勝利「本当にうれしい」

 「東海S・G2」(23日、中京)

 中団のやや後ろから追走した7番人気のスワーヴアラミスが、ゴール前で豪快に差し切って快勝。重賞3勝目を挙げた。鞍上の松田大作騎手(43)=栗東・フリー=はJRA重賞4勝目が、うれしい初のG2勝ちとなった。2着は1番人気のオーヴェルニュ、3着は3番人気のブルベアイリーデが入った。

 松田の左ステッキに呼応して、スワーヴアラミスが外からグイグイと伸びる。内から押し切ろうとするオーヴェルニュをゴール前できっちりかわして、半馬身をつけてフィニッシュ。ゴールを過ぎると鞍上は右手でガッツポーズ、さらに愛馬の右のうなじをポーンと叩いて健闘をたたえた。

 22年19回目の騎乗で、ようやく手にした22年初勝利が何と重賞V。松田は「昨年の夏から一戦ごと成長してくれているのを感じていました。僕にとって初のG2勝ち。本当にうれしい」と目を潤ませた。スワーヴアラミスとは21年3月のマーチSから9戦連続でのコンビ。最終追い切りは必ず自分が乗ってきた。怖がりで先行した時しか結果を残せなかったが、今回は馬群の後ろで砂をかぶっても平気だった。

 見守った須貝師は「気難しいところがあっても、大作(松田)が感じているところがあったのかな。ずっと乗ってくれて頑張ってくれた。うれしいよ」と目を細めた。今後については「フェブラリーSうんぬんというよりも、馬の様子を見て考えていく」と語り、優先出走権を手にしたフェブラリーSへの出走は熟考する模様だ。明けて7歳になったが、まだまだ進化の途中。確かな信頼関係で結ばれたコンビが、砂の頂点を目指して突き進む。

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