【ボート】上田龍星が人気に応え圧勝、2020年12月以来のV
「ルーキーシリーズ第2戦 スカパー!・JLC杯」(25日、児島)
1号艇で人気を背負った上田龍星(26)=大阪・117期・A1=がコンマ09のトップSで圧勝。2020年12月下関以来となる通算V9、児島で2回目の優勝を飾った。2コース差しの小池修平(大阪)が2着、3コースから外マイに出た野中一平(愛知)が続き人気サイドで決着した。
上田が最後まで主役の座を譲らなかった。A1級5人が勝ち上がった優勝戦。経験値で勝る上田がシリーズをリードし、準優はコンマ07、優勝戦はコンマ09のトップSで完璧な勝利。新エンジン2節目の児島で20年12月下関以来のVを飾った。
オールスターに2度出場し、昨年の若松では予選を突破。順調に見える上田だが、年始めのオール大阪優勝戦はインから2着。石野貴之(大阪)に逆転されVを逃した。昨年は9回優出するも優勝はゼロ。何度も1号艇でまくられる悔しさを味わった。「今節はオーバーエージ枠のルーキーシリーズ。優勝しないとダメだと思ってきた。今年は優勝回数を増やし、勝率を上げて自力でSG出場権を勝ち取りたい」とキッパリ。1号艇で勝てない呪縛から解き放たれた上田が、メンタルを強化して上のステージを目指す。