【シルクロードS】カレンモエ 時計以上の動き 松山「いいスピード持ってる」

 「シルクロードS・G3」(30日、中京)

 日差しが照り始めた午前9時45分。ハロー(馬場清掃)明けの栗東坂路で26日、カレンモエの真っ白な馬体が躍動した。3週連続で厩舎所属の斎藤(レースは松山)が騎乗し、単走でしまい重点。力強いフットワークでチップを蹴り上げ、軽々と4F53秒6-38秒5-11秒9を記録した。

 1週前の20日に栗東坂路で一番時計となる4F49秒8を計時しており、直前は馬なりでサッと流した。感触を確かめた斎藤は「先週に比べて動きにまとまりが出てきましたね。しまいの反応も良かったし、最後も持ったまま。時計以上にいい動きでした」と順調な仕上がりに胸を張る。

 手綱を託された松山は、前走のセントウルS(5着)で初コンタクト。「残念な形になってしまった」と唇をかむが、上位2頭は次戦のスプリンターズSで2、1着。強豪相手に、確かな地力強化を示した。「スタートがすごく速いし、とにかくいいスピードを持っている。惜しいレースが続いているので、何とか勝って弾みをつけたい」。G3からの再始動で、まずは初タイトルを手に入れたい。

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