【ボート】戸田G1 地元・桐生順平が通算V50&1000勝達成で劇的優勝
「戸田プリムローズ・G1」(1日、戸田)
最終日12Rで行われた優勝戦は、1号艇で臨んだ桐生順平(35)=埼玉・100期・A1=が1周2M逆転勝ち。5年ぶり2回目の地元G1周年タイトルを手にした。通算50回目の優勝と同時に、区切りの通算1000勝も達成。G1優勝は14回目となった。2着は2号艇の平尾崇典(岡山)、3着は3号艇の山口剛(広島)で決着した。
節目の通算1000勝、50回目の優勝。桐生はゴール後に右手を上げて喜びを表した。「うれしかった。手を振っている人がいっぱいいたから応えようと思った。持っているな、と思いました」と笑顔を見せる。
ゴールまでの道のりは厳しかった。インからコンマ20とはいえトップSを決めた。しかし、1周バックでは平尾の差しを許す。「自分のターンミスもあった。1コーナーは下手だった。その分、2コーナーは冷静に回れたのが良かった」。2Mは平尾の舟が浮き、山口もオーバーターンに。桐生はきっちり差しを決めて勝利を確実にした。
5年ぶりの地元周年制覇に「感謝です。みんなに支えられている」と喜びをかみしめる。「目の前の一戦を頑張っていきたい。それが年末につながれば」。頂点へ向けての着実な一歩を踏み出した。