【京都記念展望】混戦ムードも昨年のオークス馬ユーバーレーベンが中心

 「京都記念・G2」(13日、阪神)

 昨年の勝ち馬ラヴズオンリーユーは、ここでの勝利を足掛かりにドバイ、香港、アメリカと世界3カ国でG1制覇の偉業を達成。今年もG1戦線に向けて要注目の一戦だ。

 昨年のオークス馬ユーバーレーベンが始動する。脚部不安明けだった秋華賞は13着に敗れたが、ジャパンCでは直線でスムーズさを欠きながらも6着と力を示した。その先に見据えるドバイ遠征へ勝って弾みをつけたい。

 天皇賞・秋-ジャパンCと連続して4着に好走し、完全本格化を告げたサンレイポケットが強敵だ。ここまで左回りを中心に使われており、久々の右回りが鍵を握りそうだ。

 7歳馬レッドガランも充実一途。前走の中山金杯で重賞初制覇。これまでの詰めの甘さを払しょくした。年齢の割に数を使っておらず、今年の活躍が楽しみな一頭だ。チャレンジC4着で連勝がストップしたジェラルディーナだが、重賞でもまれた経験が今後に生きそう。母はジャパンC連覇などG1・7勝を挙げた名牝ジェンティルドンナ。4歳を迎え、飛躍が期待される。

 マリアエレーナの愛知杯2着はモタれた分の惜敗だが、段階を踏んで着実に力をつけてきた。菊花賞で13着と大敗したレッドジェネシスは距離短縮で巻き返しへ。京都大賞典で復活を遂げたダービー馬マカヒキも軽視は禁物だ。

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