「九州地区選手権・Ｇ１」（７日、福岡）

　Ｇ１２度目の登場（１６年・ヤングダービーは途中帰郷）となる小林文彦（３３）＝福岡・１０４期・Ａ１＝が、２日目３Ｒでインからコンマ０７の鋭いスタート（Ｓ）を決めて逃げ切り、Ｇ１３走目でうれしい初１着を飾った。

　９Ｒ終了後には、選手仲間から節目の勝利の際に水面に投げ込まれる水神祭の手荒い祝福を受けて、びしょびしょになりながら喜びをかみしめていた。

　「水面が良かったし、きょう（２日目）しか勝つ日はないなと思っていた。１号艇だったし集中していた」と満面の笑み。「Ｓは行く気で行った。全速だったし１００点満点。１Ｍも外の６（森永淳）が見えたので全速気味で回った。良かったです」とレース内容にも満足の様子だ。初日の減点１０（不良航法）で予選突破は厳しいが、気合の走りで勝ち取った水神祭の流れを生かして勝ち星量産を狙う。