矢野進元調教師が死去、84歳 蛯名元騎手の師匠 名牝ダイナアクトレスなど輩出
JRA元調教師の矢野進さんが病気のため、11日に死去していたことが16日、関係者の話で分かった。84歳だった。葬儀は近親者のみの家族葬として行われる。
矢野さんは、1957年にJRAで騎手としてデビューし、通算103勝をマークした。73年に調教師免許を取得して75年に厩舎を開業。84年の朝日杯3歳S(スクラムダイナ)で平地G1初制覇。他にも名牝ダイナアクトレス、G1・2勝のギャロップダイナ、中山大障害5勝のバローネターフなどを送り出し、調教師としては障害競走を含めて通算532勝で重賞は36勝、G1級9勝と活躍した。また87年にデビューした蛯名正義元騎手の師匠としても知られる。