【チューリップ賞】サウンドビバーチェ 本格化 成長力&勢いで阪神JF組撃破だ

 「チューリップ賞・G2」(5日、阪神)

 阪神JF組が幅を利かせる一戦だが、22年は条件戦組も侮れない。注目したいのはサウンドビバーチェだ。今回が重賞初挑戦だが、成長力に富み、勢いもある。ここで結果を出し、一気に1冠目奪取へつなげたいところだ。

 右肩へ伸びゆく成長カーブ。着実に力をつけてきたサウンドビバーチェが、桜の優先出走権を狙う。

 前走は鮮やかな好位抜け出し。当初、22年の初戦として予定していたフェアリーSを除外されたが、1週スライドした自己条件で勝利をモノにした。「勝ち時計がフェアリーSよりも速かったので、出られていれば、と思いますね」と中野助手は苦笑い。「荒れた馬場でしたが、ジョッキーは“いい馬場なら、もっと切れる”と言ってくれた」と能力を評価する。

 ややテンションが高かったことが今後の課題だが、「前回は1週前の追い切りをビシッとやったあたりから高かった」と回顧。今回はそのあたりを考慮して調整してきた。「馬なりで。それでもしっかりと動いているし、テンションもキープできている。気持ちに余裕がある」と説明する。

 デビューから7・6着と振るわず、初勝利に3戦を要したが、ようやく本格化。前走馬体重は474キロと、新馬戦より18キロも増加するなどパワーアップがかなった。仕上げ人は「エサをしっかりと食べてくれる。牝馬なのでありがたいですね。根性もあるし、いい馬。メンバーは強いけど、どこまでやれるのか楽しみ。権利を獲りたい」と力を込める。重賞初挑戦で一気に勢力図を塗り替えたい。

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