【ボート】ボートレースクラシックカウントダウンコラム2
「ボートレースクラシック・SG」(16日開幕、大村)
守屋美穂のクラシック出場は、一昨年の第55回大会(平和島)以来2回目。1月に出場選手が発表された時点では、圏外の予備2位。選出基準である昨年の優勝回数ボーダーV6はクリアしていたが、勝率差でわずかに届いていなかった。
だが、出場権利を有していた寺田祥、山田祐也が中国、四国地区選手権を優勝。これにより、守屋の繰り上がり出場が決まった。
その後は桐生で開催されたレディースオールスターに堂々のファン投票1位で参戦。予選道中は勝ち切れない場面が多かったが、優勝戦にこぎ着け、最後は鮮やかに4コースまくりでV。2022年は間違いなく守屋に流れがきている。
レディースオールスターの優勝直後、「私はファンの応援が本当に力になっています。これからも応援してくれる方々に恩返しができるよう頑張りたい」と涙ながらに語った。過去11回出場したSGのうち、5回がファン投票によって選ばれるオールスター。昨年はドリーム戦にも選ばれており、その人気は明らかだ。
今回は自力でつかみ取ったクラシック出場権利。もちろんファンの期待も絶大だ。猛者がそろうなかでも、ひときわ強い“恩返し”の気持ちを抱いて走り抜ける。