【競輪】向日町F1 京都府出身の久米詩が当所初登場「やっと走れます」と笑顔
「日本名輪会カップ・第31回中井光雄記念杯・F1」(15日開幕、向日町)
今場所はG2・ウィナーズカップ(宇都宮)出場組が不在だが、GPV2の村上義弘(京都)に王者・神山雄一郎(栃木)、GP覇者の金子貴志(愛知)とレジェンドレーサーが集結。S級シリーズはかなりヒートアップしそう。
そして、ガールズケイリンも同時開催。坂口楓華(京都)がV候補筆頭だが、注目は京都府出身の久米詩(22)=静岡・116期・L1。
「中学まで(京都府に)住んでいました。父(元競輪選手の康徳さん)が教官(日本競輪選手養成所)になって静岡に行ったので、高校は寮生活。卒業後に私も静岡に行きました」
久米は2019年に競輪選手としてデビュー。静岡県在住で、あっせんはどうしても東日本が中心になり、近畿地区は今まで奈良が2回(デビューの2019年7月と昨年8月)だけ。「全然、入らないんですよ」。
だが、デビューから2年8カ月で、ようやく故郷の向日町に初参戦。「今まで入れなかったのは、父が何かやらかしたからですかね」。父の康徳さんを少しディスっていた。
今年の久米はV2。獲得賞金額は331万9400円で3位につけている。今場所は坂口だけでなく荒牧聖未(栃木)、中村由香里(東京)、篠崎新純(千葉)、高木佑真(神奈川)と実力者がそろっているが、久米も負けていない。今年V3&優勝賞金ゲットへ、初日から故郷のバンクで激走しそうだ。