【ボート】地元エースの馬場貴也が4コースカドから豪快にまくって今年4回目の優勝
「秩父宮妃記念杯・G2」(15日、びわこ)
地元エースがしっかり締めた-。滋賀支部長でもある馬場貴也(37)=滋賀・93期・A1=が、4コースからコンマ05のトップSを決めて豪快にまくって快勝。地元伝統の大会を初制覇した。2着に稲田浩二、前回覇者で、1号艇の大上卓人は3着だった。
「強い気持ちで臨んだ」と、馬場は誇らしげだった。水面状況の悪化で6Rから安定板が付き、さらに12Rの優勝戦のみ2周レースで行われるという悪条件だったが、馬場は4コースから、迷うことなくコンマ05のトップSを決めて豪快にまくった。「びわこで走った中でも、1、2位を争う悪い水面」さえも問題にしなかった。
14日に行われた準優勝戦では、転覆艇、妨害艇が出る荒れたレース。予選1位通過ながら、かなり悔しいレース内容で2着に甘んじた。ただ「悔しい思いを切り替えることができた」と、一夜明けた優勝戦に持ち越すことはなかった。
早くもこれが今年4回目の優勝。昨年末のグランプリでは1stステージで敗退した。その借りを返すためにも、今年のグランプリでは賞金上位6人に入って、2ndステージから出場することが大きな目標だ。そのためにも、まだまだ勝ち続けなければならない。