【高松宮記念展望】レシステンシアが昨年2着の雪辱に燃える
「高松宮記念・G1」(27日、中京)
今年の始動戦を迎えるレシステンシアが、19年阪神JF以来のG1奪取を目指す。初めてのスプリント戦だった昨年の当レースでは首差2着に惜敗。昨秋はセントウルSを制覇し、その後もスプリンターズS、香港スプリントと直近のG1で連続2着と実績は最上位だ。横山武との新コンビも魅力たっぷり。
20年朝日杯FSの勝ち馬グレナディアガーズは、父フランケル譲りのスピードが武器。なかなか勝ち切れないレースが続いていたが、前走の阪神Cで後方から豪快な差し切りを決め、1年ぶりの勝利を挙げた。初のスプリント戦に挑むが、距離適性は高そう。一気に頂点に立つ可能性は十分だ。
同じく初のスプリント戦となるサリオスにも注目。19年朝日杯FSを制し、翌年の皐月賞、ダービーではコントレイルの2着に入った実力馬だ。近況はマイルが主戦場だったが思うような結果を残せず、今回は未知のカテゴリーに挑戦することになった。距離短縮がハマれば、久々のG1戴冠のシーンがあってもおかしくない。
前哨戦のシルクロードSを制したのはメイケイエール。高いポテンシャルを秘めながら、気性の難しさが出世を阻んできたが、馬具を工夫するなど陣営の対策が実を結んできただけに、何とか悲願のビッグタイトルをつかみたいところ。ともに前走で復活Vを遂げたジャンダルム&ダイアトニックの7歳コンビも見逃せない。また、意外性のあるロータスランドも決して侮ることができない存在だ。