【ドバイターフ】ドバイでも吉田豊&パンサラッサ ライバル完封へ華麗に逃げる
「ドバイターフ・UAE・G1」(26日、メイダン)
令和の韋駄天パンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作)がドバイターフに挑む。鞍上はコンビを組んで2戦2勝の吉田豊騎手(46)=美浦・フリー=だ。
前走の中山記念も華麗な逃走劇だった。前半1000メートルを57秒6のハイペースで飛ばしながら2馬身半差の完勝。08年ガーネットS(タイセイアトム)以来、矢作師の管理馬で2度目の重賞Vを決めた。
同師とはデビューした頃からの付き合い。当時はまだ調教助手だったトレーナーと北海道出張時に食事をしながら夢を語り合ったという。中山記念の翌週、電話でドバイ遠征&コンビ継続を伝えられ快諾。海外遠征は04年ドバイWC(リージェントブラフ=9着)以来となる。
「矢作先生にはいつも良くして頂いています。相手がどうのより、今回も自分の競馬をするだけです」ときっぱり。もちろん、戦法は小細工なしの逃げ。海外ではなかなかいない徹底先行型だけに、ライバルを完封して悲願のG1奪取を目指す。(デイリースポーツ・村上英明)