【高松宮記念】小沢大仁 地元愛知で大舞台、ダイメイフジで一発狙う「今はまだワクワク」
「高松宮記念・G1」(27日、中京)
デビュー2年目の小沢大仁騎手(19)=栗東・松永昌=が、ダイメイフジとのコンビでG1初騎乗に臨む。「当日になったら緊張すると思うんですが、今はまだワクワク感が先に立っています。せっかく頂いたチャンス。頑張ります」と武者震いだ。
愛知県瀬戸市出身。高松宮記念は中学生だった小沢少年も現地で観戦したという。「中京にはG1が2つしかないし、高松宮記念は愛知の人にとってはダービーにも匹敵する競走。スタンドから見ていたレースに、自分が乗れるということが感慨深いです」と思い入れも強い。
残念ながら両親は当日の入場券抽選に落選してしまい、競馬場での観戦がかなわなかった。「先週は当たって、来てもらえたんですけどね。自宅でテレビを見てもらうことになると思います」と画面越しに勇姿を届ける。レース当日は19歳2カ月24日。勝てば87年菊花賞をスーパークリークで制した、武豊のJRAG1最年少V記録(19歳7カ月23日=グレード制導入の84年以降)を更新する。無欲で大舞台に挑む若武者から目が離せない。