3冠牝馬デアリングタクトはヴィクトリアMでの復帰を視野に
20年に史上初となる無敗の3冠牝馬に輝き、昨年のクイーンエリザベス2世C3着後に右前肢繋靱帯炎を発症して休養していたデアリングタクト(牝5歳、栗東・杉山晴)が、順調ならヴィクトリアM(5月15日・東京)での復帰を視野に入れていることが分かった。
同馬は現在、滋賀県のチャンピオンヒルズで調整中。杉山晴師は「重傷を負ったわけですから、あくまで順調でというのが前提です。そういうローテが無事に実現できればいいなとは思いますが、簡単ではないのは分かっています。一日一日、勝負レースに向けて3歳の3冠レースを使っていった時とまた違った気を使うことになりますが、何とか無事に行けるようやっていくだけです。馬体だけ見れば、張り、毛づやと今までで一番。脚元だけですね」と話した。
なお、帰厩時期については「レースの日から逆算して、これだけ間隔があいているので、通常より早めに戻すべきだと思っています」と説明した。