【競輪】121期卒業記念チャンプは纐纈洸翔 「無欲で走った」と差し脚発揮

 第121回卒業記念レースで優勝した纐纈洸翔(中央)、2着の中釜健次(左)、3着の松本秀之慎(撮影・佐々木彰尚)
 卒業記念レースで優勝した纐纈洸翔(左)と畠山ひすい(撮影・佐々木彰尚)
 第121回卒業記念レースで優勝した纐纈洸翔(中央)、2着の中釜健次(左)、3着の松本秀之慎(撮影・佐々木彰尚)
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 予選、準決を勝ち上がった9人で争われた決勝戦は、在所成績28位の纐纈(こうけつ)が追い込み勝負で1着。愛知勢としては細川忠行(46期)、若松将弘(78期)以来、3人目の卒業記念チャンプに輝いた。

 決勝は5番手で周回。打鐘で前にいた小西が仕掛けたが追い掛けず、内に降りて好位4番手を確保。最終バックでまくり上げた真鍋の動きにスイッチして、シャープな差し脚で抜け出した。「決勝は優勝を意識することなく無欲で走った。ゴール前は外の中釜さんに差されたかと思ったが、勝ててうれしい」とレースを振り返った。

 選手になったきっかけは動画配信で見たツール・ド・フランス。高校から自転車競技を始め、「好きなことを仕事にしたい」と思い競輪選手を志した。

 デビュー後は中部を代表する先行選手になることが目標。練習仲間の吉田敏洋(85期)は「性格が素直。すくすくと育ってビッグレースまで上がってきてほしい。オレの選手寿命があるうちにS級で連係したい」とエールを送る。

 一度聞けば名前を忘れられない“コウケツ・ヒロト”が、元気のない中部地区の競輪を盛り上げていく。

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