【皐月賞】キラーアビリティ 動き&馬体良化 斉藤崇師「このひと追いで変わる」
「皐月賞・G1」(17日、中山)
美浦から駆け付けた横山武を背に、キラーアビリティは6日、栗東CWへ。前を行くドンフランキー(3歳オープン)とバーデンヴァイラー(4歳オープン)を目標にして進み、直線ではインに潜り込んだ。
ラスト1Fでいったん抜け出したものの、1頭になってフワッとした分、最後は3頭横並びでゴールへ。それでも、先週に比べて動きや馬体は良化。時計も6F81秒7-37秒7-11秒4と合格点を与えられるものだった。
引き揚げてきた鞍上は「相変わらず折り合いが難しい」と額の汗を拭ったが、その表情は満足げ。「課題はあるけど、動き自体は良かった。改めてこの馬を確認できて良かった」と久々のコンタクトで絆を深めたようだ。
見守った斉藤崇師も納得の笑み。「前回ほど変に引っ掛かる面はなかった。直線に向いて、しまいの反応だけがもう一つ二つ良くなってくるはず。このひと追いで変わってくると思う」。最終リハにも主戦がまたがる予定。本番に向けてさらにコンディションを上げていく。