【皐月賞】アスクビクターモア 舞台適性ナンバー1 陣営「ここが最大目標」

 「皐月賞・G1」(17日、中山)

 残り数少ないディープインパクト産駒として、クラシックの王道を歩むのは必然だったのかもしれない。弥生賞ディープ記念を制したアスクビクターモア。高木助手は「年明けから1段階(レベルが)上がっている。G1を使うのにふさわしい馬になっていますね」と胸を張った。

 15日朝のメニューは美浦坂路を2本(1本目4F72秒2、2本目同70秒7)。闘志を内に秘めながら力強く駆け上がった。またがった同助手は「先週まではフワッと乗れる部分があったけど、今は自分からガツンとハミを取りに来ますね。ただ、前みたいにスイッチが入ってから平常心を失うようなこともなく、気持ちが乗る中でも冷静に走れている」と精神面の成長を口にした。

 中山の3戦3勝には「ストライドが大きいので一瞬の切れ味に勝るタイプではない。いつものスタイルで4角までなだめながら運べれば脚を使える」。舞台適性ならメンバー随一の存在だ。「正攻法の競馬をするなら最高の枠」と1枠2番も歓迎した。

 陣営の期待通りの成長曲線を描いて迎える牡馬クラシック1冠目。「ここに向けて全力投球でやってきた。ここが最大目標のつもり」と仕上げ人は言い切る。馬名の由来は、冠名+ビクター(勝者)モア(より多くの)。最高の舞台で勝ち名乗りを挙げ、世代の頂に立つ。

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