「ＮＨＫマイルＣ・Ｇ１」（８日、東京）

　ニュージーランドＴで逃げ切り勝ちを決めたジャングロが、ここもすんなり単騎逃げに持ち込みそう。オタルエバー、プルパレイも今回は控える競馬を選択。隊列もすぐに決まって、道中はＧ１にしてはゆったりと流れそうだ。マイペースで運ぶ武豊が精密なラップを刻んで、府中でも鮮やかな逃走劇を再現するシーンが見られるか。

　次に狙いたいのは決め手のある先行＆差しタイプ。２０００メートルの前走は後方から運んだインダストリアだが、マイルなら中団より前のポジションを確保。長い直線を存分に生かして、切れ味鋭い末脚を繰り出し上位進出をうかがう。内めの枠に入ったマテンロウオリオン、セリフォスも好位の４、５番手から、前の馬をつかまえに行く。最後までしびれる激戦が展開されるのは間違いない。