【オークス】スターズオンアース 初騎乗ルメールも好感触「この家族はオークスが好き」

 初コンビのルメールを背に美浦Wで鋭く伸びたスターズオンアース=撮影・三好信也
 追い切りを終え笑顔で話す高柳瑞師(左)とルメール
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 「オークス・G1」(22日、東京)

 桜花賞馬スターズオンアースが18日、初コンビを組むルメールを背に、美浦Wで併せ馬を行い、馬なりで2馬身先着と抜群の動きを披露した。初騎乗となった鞍上は、能力の高さと状態の良さを感じ、手応えをつかんだ様子。祖母が09年仏オークス馬スタセリタで、近親に17年オークス馬ソウルスターリングと、オークスに縁のある血統馬が、2冠制覇に向けて万全の状態をアピールした。

 美浦Wでソーラーフレア(7歳3勝クラス)と併せて6F83秒4-37秒6-11秒9を記録。6Fで5馬身追走し、その差を徐々に詰める。楽な手応えのまま、直線半ばでパートナーをかわし、最後まで鞍上が手綱を動かすことなく2馬身先着と抜群の動きを見せた。

 ◆ルメール騎手

 -騎乗した感触は。

 「すごくいい追い切りでした。馬の後ろで冷静に走り、徐々に加速してくれました。ストライドは柔らかくて切れがあったし、状態は良さそうです」

 -祖母スタセリタは欧米でG1・6勝を記録した名牝。現役時代にルメールが騎乗して仏オークスを制した。また、その子どもソウルスターリングでオークスを勝っている。

 「この家族はオークスが好きです。血統面から距離は大丈夫だと思います」

 -走りからの適性は。

 「ストライドが大きくきれいな走りをする。コントロールも問題ないので大丈夫」

 -意気込みを。

 「自信はありますよ」

 ◆高柳瑞樹調教師

 -桜花賞を振り返って。

 「落ち着いてレースができたと思います。(直線では)ポジションが後ろだったので、届くのかなという気持ちでした」

 -レース前はモタれる面を心配していた。

 「桜花賞に関してはモタれてはいなかったですね」

 -馬具を工夫した効果があった。

 「それもあったかと思うけど、周りに馬がいる状況で、最後まで目標になる馬がいたことでモタれなかったと思っています」

 -最終追い切りはルメールが騎乗した。

 「馬のコンディションとモタれるところを感じ取ってもらえればいいなと思っていたけど、きょうはモタれる感じはなかったです。(ルメール騎手からも)“大丈夫だった”という話でした」

 -舞台は東京芝2400メートルになる。

 「デビュー時は長い距離に対応するだろうという考えから千八で競馬をさせてもらったが、その後は桜花賞が目標になるので千六に出走することになりました。ポテンシャル的に距離は持つと思うけど、千六を4回使ったのでその変化に対応できるかですね」

 -2冠が懸かる。

 「残された期間でよりいい状態に持っていけるように頑張ります」

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