【日本ダービー】ドウデュース堂々 2歳王者復権&武豊50代初Vへ

 「日本ダービー・G1」(29日、東京)

 ごく軽めでも迫力を帯びた堂々たる動き。それが、完璧に仕上がったという事実を鮮明に告げていた。2歳王者ドウデュースの最終リハは25日の栗東DP。全くの馬なりだったが、徐々にペースアップすると、伸びやかなフォームで5F68秒2-37秒9-11秒4を刻み、勢い良くフィニッシュラインを駆け抜けた。

 友道師は「あまり負荷をかけずに、サッとしまいの反応を見る程度という感じでしたが、いい最終調整ができたと思います。何も問題なかったです」と満足そうに笑みを浮かべる。「皐月賞後の方が、弥生賞ディープ記念の後よりもダメージが少なかった。その分、立ち上げがスムーズでした」と、万全の態勢で大一番に臨む。

 3戦無敗で朝日杯FSを制し、2歳王者に輝くも、今年に入ってからは2連敗。ただ皐月賞は3着だったが、上がりはメンバー最速の3F33秒8。ラストの脚はひときわ目を引いた。主戦の武豊は「2000メートルでどうなのかなというのが多少あったが、前走を見る限り全く問題なかった。これなら2400メートルも、と思いました」と、さらなる距離延長も克服可能とみている。

 歴代最多のダービー5勝を誇る武豊。戴冠となれば、20~50代の全ての世代で勝利という空前絶後の記録になる。「チャンスのある一頭ですからね。先頭でゴールを切ることしか考えていない」。勝ち方を知っている名手だけに、その言葉には説得力がある。

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