【日本ダービー】ダノンベルーガ迫力満点 堀師も満足「底上げできた」
「日本ダービー・G1」(29日、東京)
反撃態勢は整った。美浦Wに登場したダノンベルーガは25日、ルコルセール(4歳3勝クラス)を1~2馬身先導する形で進み、4角で内に僚馬を迎え入れる。最後まで馬なりだったが、見る者を圧倒する迫力満点のフットワークを繰り出し、6F83秒7-37秒6-11秒4を刻んで併入フィニッシュを決めた。
堀師は「ゴール板付近でのハミの取り方や走り方が良かった。自ら進んで走っているように見えましたね。皐月賞前よりも全体的に底上げできたな、という印象。一段階いい仕上がりで出られると思います」と、申し分ない動きを見届け、満足そうな表情で話した。
1冠目の皐月賞はトリッキーな中山で最内枠から終始、馬場の荒れたインコースを走らされたことにより最後に力尽きてしまった。ただ、「左回りでコーナーの大きい東京に変わるのはプラス」と2戦2勝の府中に舞台が変われば話は別だ。15年ドゥラメンテ以来、2度目のダービー制覇をもくろむ堀師の表情は、自信に満ちあふれている。