【安田記念】シュネルマイスターが2度目のG1タイトルを目指す
「安田記念・G1」(6月5日、東京)
春の東京G1の5連戦を締めくくるのにふさわしい好メンバーがそろった。
21年NHKマイルC覇者シュネルマイスターが復権を狙う。古馬と初対決となった昨年の安田記念でダノンキングリーの3着。秋はマイルCSでグランアレグリアの2着。今年は春の海外遠征(ドバイターフ=8着)を経て挑む一戦だ。手塚師は「調整自体は順調」とうなずく。前走は9F戦。ベストの東京マイルを舞台に、1年1カ月ぶりのG1制覇を目指す。
新興勢力のイルーシヴパンサー、ソウルラッシュが面白い。ともに目下4連勝と勢いに乗ってのG1挑戦だ。前者はマイル戦〈4・1・0・0〉。前走の東京新聞杯では、ファインルージュ、カラテといった実力馬をまとめて差し切った。後者も同4戦4勝。前走のマイラーズCでは前残りの流れで大外一気を決めた。ここにきて2頭とも充実一途だ。
ヴィクトリアMで不利がありながら2着したファインルージュ、先行して3着と粘ったレシステンシア、海外遠征からの帰国初戦で前有利な流れを5着に追い込んだソングラインも力は十分だ。
フェブラリーSを制したカフェファラオが再び芝に挑戦。函館記念では9着と見せ場がなかったが、実績のある左回りのマイル戦なら通用してもいい。
高松宮記念1、2着ナランフレグ、ロータスランドが距離延長でどんなパフォーマンスを見せるのか。ドバイターフ3着のヴァンドギャルド、唯一の3歳馬セリフォス、レーンとのコンビ復活となるサリオスも虎視たんたんとタイトルを狙う。