【ボート】美女レーサー宮崎安奈が待望のデビュー初勝利
「ヴィーナスシリーズ第5戦・是政プリンセスカップ」(9日、多摩川)
宮崎安奈(24)=埼玉・128期・B2=が、5日目9Rで4カドまくりを決め、デビュー初勝利を飾った。2着に5コース石井裕美(東京)、3着にイン大石真央(静岡)が入り、3連単は1万7940円の万舟券となった。内のスロー3艇がいずれもコンマ20台のスタートで、コンマ14の好スタートを決めた宮崎が、果敢にまくり切った。
レース後は、救助艇に乗ってスタンドのファンに手を振り、頭を下げて初勝利の喜びと感謝を伝えると、大きな拍手に迎えられた。その後、水神祭が行われ、同じ埼玉支部の先輩・浜田亜理沙、清埜翔子ら選手たちの手で水面に投げ込まれた。
「すごくうれしい。ずっと苦しくて、うまくいかなくて悩んでいたけど、いろんな先輩方が『大丈夫』って励ましてくれていました。まだまだなので、これを機会にもっと旋回力を磨いていきたい。今節は来る前に握ろうと思っていたし、清埜さんにお世話になっていて清埜さんの前で水神祭をしたかったので(1マークはレバーを)落とす気はありませんでした。清埜さんには『おめでとう』と言ってもらえてすごくうれしかった。これからはたくさんの方に応援していただけるような選手になりたいです」と満面の笑顔で話した。
宮崎は昨年5月に戸田でデビューした2年目。通算178走目の初勝利を、初出場の多摩川で飾った。