【CBC賞】テイエムスパーダ活気十分 重賞初挑戦の聖奈「本当に乗りやすかった」

 「CBC賞・G3」(7月3日、小倉)

 テイエムスパーダは29日、坂路で初コンビのルーキー・今村聖奈が騎乗して、感触を確認。重賞初騎乗初Vに向け、手応え十分だった。

 好感触を得て、夢と希望が膨らんだ。新人女性騎手の今村聖奈が、栗東坂路で自身初の重賞挑戦でコンビを組むテイエムスパーダと初コンタクト。長距離輸送を控え、軽めのメニューだったものの、操縦性の良さと高いスピードを感じ取った。

 聖奈は「本当に乗りやすかったです。最後も余力がある感じでしたし、いい時計が出ました。やればやるだけ動くという印象でした」と白い歯をのぞかせる。軽く仕掛けられた程度で、4F53秒7-38秒2-12秒1とラストは鋭く伸びた。見守った五十嵐師も「54秒ぐらいという指示だったから、その通りに乗ってくれた。動きも良かった」とうなずいた。

 48キロの軽ハンデで、3戦2勝、2着1回と小倉が得意。聖奈は「前回は競馬場で見ていたのですが、すごく強かった。馬も私も若いのでフレッシュで活気のある騎乗をしたいです」と意気込む。勝てば、重賞初騎乗初Vが08年愛知杯(セラフィックロンプ)の宮崎以来なら、デビュー年の重賞制覇も同年函館2歳S(フィフスペトル)を制した三浦以来でいずれも14年ぶり。小倉の開幕週に新風を吹き込み、競馬史に残る快挙を決めてみせる。

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