【北村友一コラム】小倉11R モントライゼは気持ちの持続が鍵
落馬負傷によって長らく戦列を離れていた北村友一騎手(栗東・フリー)がターフに戻ってきた。試練を乗り越えた同騎手が、競馬開催日にファンへ向けて生の声をお届けする。
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今週から小倉での開催となり、本格的な夏競馬がスタートしました。個人的には北海道シリーズの方が“またこの場所に戻ってきたな”という特別な気持ちになりますが、今年は中京で復帰して、続く阪神といずれも芝は重い馬場コンディションでした。それだけに小倉の軽い芝で走れるのは、今までと違うスピード感を味わえるというところで楽しみですね。
これまでも何度か話していますが、寒い時よりも暑い時季の方が体はよく動きます。1週ごとに状態も良くなってきていると感じているので、いい結果を残せるように頑張りたいと思います。
11RのCBC賞は(13)モントライゼの依頼を頂きました。追い切りに騎乗した際、全体に時計は速くなったものの、しまいは自分でやめている感じがしました。最近のレースでもラストは反応し切れていないようですが、気持ち自体はしっかりと入ってくれるので、小回りでそこを持続できればいいですね。
2Rの(5)クラシックステップはレースでうまくひと脚が使えるようなら。4Rの(5)アンジュレイも初めて乗りますが、小回りでひと押しが利けばいいですね。