【七夕賞】武藤雅&アンティシペイト狙う重賞初制覇 「能力出し切ればチャンス」

 「七夕賞・G3」(10日、福島)

 デビュー6年目の武藤雅騎手(24)=美浦・水野=に、JRA重賞初制覇の好機がやってきた。七夕賞でタッグを組むのは、前走の福島民報杯で5馬身差の圧勝に導いたアンティシペイトだ。その前走は向正面からロングスパートを仕掛け、直線は独走に持ち込む圧巻のパフォーマンス。「前に行く馬が多かったので、あの展開も予想していました。いい脚を長く使えるタイプだと思っていたので」と振り返った。

 今回も舞台は同じ福島の芝2000メートル。相手関係は強化されるが「能力を出し切れば十分にチャンスはあると思っています。いろんな引き出しがある馬なので、枠順が出てから乗り方は考えたいです」と気後れは全くない。19年関東オークス(ラインカリーナ)を制したが、JRA重賞は自身未勝利。同期には横山武がおり、22年デビューした新人の活躍も刺激になっている。「自分も6年目になり、下の子たちが活躍している。負けられないという気持ちはあります」と意気込んだ。

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