約2年半ぶりに実戦復帰した大塚海渡騎手は9着
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負傷休養中だった大塚海渡騎手(21)=美浦・フリー=が10日の福島競馬3Rで、12番人気のジュンツーポイントに騎乗。約2年半ぶりに実戦復帰を果たした。
ダッシュがつかずに後方からの競馬になったが、直線で9着まで押し上げた。普段から調教をつけているパートナーだけに、「安心して乗れました。はまりの悪い馬なので前半は行けませんでしたが、無理しないように。思い通りの競馬はできました」と振り返った。“超久々”の実戦を終えて、「ひと安心です。まずは人馬が無事で良かったです。(勢司)先生からは“ここまで無事に来られたんだから、あとは自信を持って乗ってきなさい”と言われてました」と、ほほ笑んだ。
20年1月5日の中山7Rでラッキーアドバンスに騎乗した際に落馬し、脳挫傷を発症。長期離脱を余儀なくされた。現時点で次週以降の騎乗は未定だが、「きょうはチャンスを頂いたオーナー、関係者の皆さんに感謝したいです。スタンドの声(3R時点で7000人超が入場)ですか?そこまでは聞こえませんでした」と、緊張感から解き放たれ、ホッとした様子だった。