【競輪】福井G3は復帰戦の菅田壱道が制圧 通算では4回目のG3V

 「不死鳥杯・G3」(10日、福井)

 最終日の12Rで争われ、菅田壱道(36)=宮城・91期・S1=が最終バックから番手まくりで1着。20年3月久留米G3以来、通算では4回目のG3制覇を果たした。2着はまくりでしぶとく迫った古性優作(大阪)、3着に単騎の松岡辰泰(熊本)が入った。

 復帰戦を優勝で飾った菅田。目標の坂本周作(青森)が赤板過ぎに前団に出て先行。巻き返してきた古性に合わせ、最終バックで番手まくりを放ち、迫る古性を振り切った。

 「(競走得点が)0点だし、気負いはなかった。結果を出せて良かった」とゴール後は大きなガッツポーズで声援に応えた。

 2月のG1・全日本選抜(取手)で誘導員早期追い抜きにより失格。あっせん停止の処分を受けて、今回は4カ月ぶりの実戦。

 「自分と向き合う時間をつくれた。無駄な時間は1日もなかった」と自らを高めてバンクへと戻ってきた。

 次走は中4日で迎えるG2・サマーナイトフェスティバル(玉野)。「今日1日だけ喜んで、また気持ちを引き締めてサマーナイトで活躍したい」とさらに大きな舞台でも躍動を見せてくれそうだ。

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