「セレクトセール２０２２」（１２日、ノーザンホースパーク）

　当歳馬２３６頭が上場された２日目のセリで、ひときわ注目を集めたのはサートゥルナーリアの初年度産駒。「ラルケット２２」（牡）が３億円で落札されるなど活況だった。また、２１年急死したドゥラメンテのラストクロップもバイヤーたちから人気を集め、「シャンパンエニワン２２」（牡）が、この日の最高額となる３億２０００万円で取引された（※価格は全て税抜き）。

　２１年９月、急性大腸炎のためこの世を去ったドゥラメンテのラストクロップは１３頭が上場。シャンパンエニワン２２（牡）が、この日の最高額となる３億２０００万円で取引された。落札者はレッドホース。ノーザンファーム副代表の吉田俊介氏は「非常に雄大な馬格。父のラストクロップということで高い評価を頂きました。期待しています」とコメントした。

　他にも４頭のミリオンホースが誕生。母がアルゼンチン２歳女王のポジティブマインド２２（牡）は、１億５０００万円でＹ’ｓ　ｃｏｎｓｉｇｎｍｅｎｔ　ｓａｌｅｓが落札。入厩予定先の国枝師は「全体の雰囲気、歩きがいい。活躍してくれると思う。オーナーがドゥラメンテの子どもを探していたので良かったよ」と満足顔だった。