【北村友一コラム】小倉9R センス光るエーデルブルーメ

 落馬負傷によって長らく戦列を離れていた北村友一騎手(栗東・フリー)がターフに戻ってきた。試練を乗り越えた同騎手が、競馬開催日にファンへ向けて生の声をお届けする。

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 12日は北海道ノーザンホースパークで開催されたセレクトセールに伺いました。久々でしたが、やはり独特の雰囲気がありましたね。また、このようなご時世でなかなかお目にかかることができなかったオーナーや関係者の方から“お帰り”と声を掛けていただけたのはうれしかったです。

 落札総額は史上最高を記録。その競馬熱はすごいですね。値段や結果が示す通り、上場馬1頭に対する時間が長く、いい緊張感が続いていました。これはテレビで見ているよりも会場でこそ味わえるもの。いい経験ができたと思います。オーナーの愛馬に対する気持ちや重みが伝わってきましたし、こちらも依頼をもらえるよう、しっかりと結果を残していきたいですね。

 今週も小倉で騎乗します。9Rの(6)エーデルブルーメはテンションの高さを考慮し、調教で強い負荷をかけていない点は心配ですけど、軽い走りでセンスの良さを感じます。落ち着いてレースに臨んで、力を発揮することができれば楽しみ。7Rの(15)ムーンスターは初めてのコンビですが、ストライドが大きい割に最後は伸び切れていない印象。小回りへの対応がポイントでしょう。

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