【ボート】ラッキー!池田雄祐が児島初V サッポロビールカップを制して通算V5

 「サッポロビールカップ」(17日、児島)

 児島ボートのサッポロビールカップの優勝戦は1号艇の池田雄祐(34)=愛知・A2・103期=が道中逆転でのV。通算40回目の優出で、2020年10月津以来となる5回目の優勝を飾った。

 進入は枠なりの3対3でスローの3艇が0台S。1コースからコンマ05のトップSを放った池田に対し、2コースの安河内将がまくりを敢行。3コースの石倉洋行が差してバックでは先頭に立った。だが、パワーで勝る4号艇の益田啓司が2番差しからグングン伸びて追い付き、1周2Mでは益田が先行して先マイ。石倉は大きく流れて消波装置に激突。2Mで差した池田と益田の先頭争いへと変わり、内有利に2周1Mを先に回った池田が益田を振り切り先頭に躍り出た。

 池田は優勝者の水上パレードを終えると、真っ先に益田に駆け寄り頭を下げた。通算V5にも実感はない様子で「今節は常についていたとしかいいようがない」とラッキーの連発に驚きの表情。「Sはいいのを行けたが、まくってきた安河内選手の音に反応してしまいターンが流れた。益田さんが追い付いていなければ石倉選手の優勝でしたね。棚ぼたです」と苦笑。「ホームでは益田さんと競ってもそん色のない足。行き足とターン重視の調整で足は良かった」と振り返った。

 予選ラストで得点上位者が順位を下げたため、ラッキーな形で3位で準優1号艇をゲット。さらに準優では1、2位の選手が2着に敗れ、優勝戦の1号艇が池田に巡ってくる2度目のラッキー。そして優勝戦での3度目のラッキー。常に流れはラッキーに池田に向いた。「いつも夏場に点数を落としているが、今年はたまたま好リズム。優勝戦には乗っても優勝にはあと一歩届かなかったのに、今節はずっとついていた」と、勝率もグンとアップさせて7期ぶりにA1復帰ペースだ。

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