【競輪】脇本雄太が史上初のS級19連勝を達成!9車身差の圧勝で断然人気に応えた
「山口健治杯・F1」(23日、立川)
22日にS級連勝記録で史上最多タイ18連勝に到達していた脇本雄太(33)=福井・94期・S1=が、23日の立川2日目10Rも勝利し、S級19連勝の新記録を樹立した。
立川2日目10R準決に出走した脇本は6番手から一気にまくって、2着の芦沢に9車身差をつけて圧勝した。これで5月23日の福井2日目から無敗。1994年に吉岡稔真(65期・引退)が記録したS級18連勝を28年ぶりに塗り替えた。
配当オッズも脇本が断然の主役であることを物語っていた。脇本1着以外の3連単オッズは全て万車券の100倍超え。2車単オッズでさえ脇本1着以外で100倍未満は、山口泰生(岐阜)-脇本の1点のみ。まさにファンの期待に応える偉業達成となった。
24日の決勝に向けては、大記録を更新中であることは実感しつつも、目の前の戦いに集中することを宣言。コメントでは「連勝記録もかかってるし…」と意識している様子だったが「正直、まだ準決勝が終わって、優勝したわけではない。数字は気にせず決勝戦に向けて頑張りたい」と自分に言い聞かせるように平常心をアピール。最終日は20連勝と同時に今年V9へ突き進む。