【小倉2歳S】亀田“はーと”に火がついた ニシノトキメキで師弟コンビ重賞Vだ
「小倉2歳S・G3」(4日、小倉)
8月終了時点でわずか4勝。勝ち切れないレースが多く、悔しい思いを口にする亀田温心(はーと)騎手(21)=栗東・北出。流れを変えんとばかりに、“夏コク”ラストの2歳重賞に腕まくりする。
パートナーはデビュー前の調教から手綱を取るニシノトキメキ。新馬戦は3着に敗れたものの、7月のセレクトセールで西山茂行オーナーと会った際、「先にやっておこう」と口取りのようにみんなで写真撮影。そんな“予祝”の効果もあったか、2戦目の未勝利戦を快勝した。
果敢にハナを奪うと、のちにフェニックス賞を制したミカッテヨンデイイを寄せ付けない快走劇。「レースでは掛からないし、競馬がしやすい。パワータイプなので馬場が悪くてもこなせると思います」と週末の雨予報も歓迎だけに、勢いのまま重賞タイトル奪取への期待も高まる。
ここまで重賞2勝をマークしているが、自厩舎の馬では5回挑戦してヒロシゲゴールドの2着(20年南部杯)が最高だ。「乗せてもらうからには結果で返せるように頑張りたい」と気合十分。師弟コンビで重賞タイトルを手繰り寄せ、逆襲の秋へ弾みをつける。