【競輪】青森G3 中野慎詞がデビューから無傷の30連勝 無敗での記念初Vに挑む
「みちのく記念競輪 善知鳥杯争奪戦・G3」(10日、青森)
グレードレース初参戦の大物新人・中野慎詞(23)=岩手・121期・S2=が豪快な走りで決勝チケットをつかんだ。準決11Rは力強いカマシを決めて主導権を握ると、豊かなスピードを生かして、S級S班の吉田拓矢(茨城)らを完封して、そのまま押し切った。
自身が持つデビュー最多連勝記録を更新する30連勝でファイナル進出を果たし「連勝のことは意識せず、力を出すことを考えていました。冷静に走ることができました」と泰然自若だ。
決勝は北日本3車の先頭を任され「全力で走りたい」と力を込めた。南潤(和歌山)が2018年4月の函館で達成したデビューから9カ月24日を上回る同8カ月11日の史上最速のG3制覇へ向けて、持ち前の機動力を存分に発揮する。