【競輪】青森G3 吉田拓矢が直線抜け出しV!S級S班の貫禄を示した
「みちのく記念競輪 善知鳥杯争奪戦・G3」(11日、青森)
最終日12Rで行われた決勝は、吉田拓矢(27)=茨城・107期・SS=が直線で抜け出して1着。5月の宇都宮以来、通算5回目のG3制覇となった。2着に和田真久留(神奈川)、3着には郡司浩平(神奈川)が入った。大物新人の中野慎詞(岩手)は9着に敗れ、デビューからの連勝は30で止まった。
修正能力の高さを発揮した。初日から3日間、連対なしと苦しんでいたS級S班の吉田が、最終日のファイナルではしっかりと結果を残した。
勝負どころの最終2コーナーからインをスルスルと進出。そのまま内を上昇して、直線では鮮やかに抜け出した。「吸い込まれるように入った。内で勝負となってからも、反応はできたと思います」と振り返った。
自転車と体がマッチしていないため、準決終了後にセッティングを大幅に修正。それが結果的に奏功した。次走はG2・共同通信社杯(16~19日・名古屋)。「慢心せずに臨みたい。関東を引っ張っていけるように頑張ります」と喜びに浸ることなく、気持ちを引き締めていた。