【ボート】多摩川ヤングダービーカウントダウンコラム1
「ヤングダービー・PG1」(20日開幕、多摩川)
30歳未満の選手による頂上決戦。「プレミアムGⅠ・第9回ヤングダービー」が、20~25日まで6日間にわたりボートレース多摩川で開催される。昨年7月から今年6月末までの勝率上位に君臨した新鋭たちが、若手No.1の座を争う。
多摩川は淡水プール。周囲がスタンドと防風林に囲まれ、水面に波が立ちにくく〝日本一の静水面〟と呼ばれる。握ってスピードを生かせる選手が有利とされる。
風が強い日はスリット上空で追い風、向かい風と変わりやすく、選手の判断を迷わせる。基本的にインが強いレース場だが、S次第でダッシュ勢が一気にカマして突き抜けるケースも少なくない。
現行エンジンは5月19日に使用開始。今大会で13節目となる。機力の優劣が目立ってきており、特に22号機、52号機は抜けた存在だ。
エース格は優出、優勝回数の実績で圧倒する22号機だ。出足型だが、バランスが取れており、乗り手の調整に反応する懐の深さがある。これに続く52号機は行き足から伸びが優れた伸び型の代表格。4優出、優勝2回を誇る。
他では行き足がいい29号機。力強い出足が特徴の20、26号機。回り足上位の25号機も要注意だ。