【オールカマー】クリスタルブラック アッと言わせる 2年5カ月ぶりの復帰戦

 「オールカマー・G2](25日、中山)

 ようやく長いトンネルを抜けようとしている。クリスタルブラックが皐月賞16着後に発症した屈腱炎の程度は、復帰まで「相当厳しい」というレベル。それでも陣営が待ち続けたのは、新馬戦後の京成杯勝ちを含めて、わずかなキャリアで見せた能力の高さゆえだ。高橋文師が特にほれ込んでいるのが筋肉の質。「馬房で触っていても本当に筋肉が良くて。それはこれだけ休んでいても全然変わらなかった」と絶賛する。

 22年早々にトレセンに戻って調整してきたが、フレグモーネや夏負けもあって再び放牧へ。その後7月に再入厩し、復帰へ向けコツコツと乗り込みを重ねてきた。1週前には美浦坂路で4F53秒8-38秒1-12秒6。師は「本来の動きからすれば、全然(足りない)」と率直な感触を吐露するが、「能力のある馬は中身をつくっていけば走るし、何より実戦を走ることが一番の刺激になるから。競馬に行けば2段くらい上がっちゃうかも」と前向き。2年5カ月ぶりの復帰戦でアッと言わせるか注目だ。

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