【ボート】平山智加がイン速攻V 女子力で強豪男子を制圧 副賞はF休み中の夫・福田雅一にプレゼント
「男女混合6日間シリーズ」(22日、児島)
児島ボートの男女混合戦は、1号艇の平山智加(37)=香川・98期・A1=がインからコンマ05のトップS。2コースから鋭く差した島村隆幸、3コースからまくって出た枝尾賢と、バックでは接戦となったが、ターン後にグイッと力強く出て行く〝女子力〟で先頭に浮上。強豪男子を相手に予選1位、準優、優勝戦でイン速攻を決め、完璧な内容でシリーズを制した。
1月大村、6月まるがめのオールレディースに続き、今年3回目の優勝を飾った平山は「今節は本当にエンジンのおかげ。優勝戦は緊張して腕が動かなかったけど、エンジンに助けられた。島村君に差されていたのに、グッと前に出て行った。速いSを決められたことも良かった。混合戦で優勝なんてなかなかできないからうれしい」と晴れやかな笑顔。
表彰式では大きな箱に入った重たい副賞を手渡され、中身が炭酸水を作るキットだと分かると大喜び。「旦那さんがハイボールを飲むので、買おうと思ってたんです。やった!!」と帰りを待つ家族へのプレゼントもゲットした。
夫の福田雅一(53)は現在F休み中で在宅。「今は一馬力なので頑張らないと。今節は長かったけど、流れが向きましたね」と台風での中止順延後、4日目からはシリーズの主役。荒れ水面で男子相手に果敢に攻め、準優、優勝戦で度胸満点の0台Sを決めた女王は、妻と母の顔に戻り、児島をあとにした。