【POG】ききょうSをレコード勝ち!アロマデローサは重賞戦線でも期待できそう(栗東発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
17日のききょうSはアロマデローサ(牝、池添学)がレコード勝ち。初戦同様に道中は馬込みで脚をため、直線でスペースができるとグイグイ伸びて、2着クインズエルサ(牝、西村)に1馬身1/4差をつけて新馬-特別の連勝Vを決めた。次走は未定だが、センスがあり重賞戦線でも活躍が期待できる器。今後の動向に注目したい。メンバー最速の上がり3F34秒0の末脚で追い込んできたヤクシマ(牡、寺島)は3着。レースを振り返って、師は「ゲートを上手に出ていい形で競馬ができましたし、ラストも脚を使っています」と初の左回り、初の千四でも手応えをつかんだ様子。「広いコースの方が合っていますし、次走は京王杯2歳S(11月5日・東京、芝1400m)を予定しています」とコメントした。
18日の中京未勝利戦(ダート1200m)を勝ったノースディーバ(牡、鮫島)は放牧へ。「ノド鳴りの兆候があり、手術をすることにしました。ノドの状態さえ良くなれば、もっと上を目指せる器だと思っています」と師。同日の中京未勝利戦(ダート1800m)を勝ったツウカイリアル(牡、庄野)について、師は「レースが上手ですね。抜け出すのが早くてフワフワしましたが、まだ余裕がありましたし、強かったです」と笑顔。次走はJBC2歳優駿(11月3日・門別、ダート1800m)に登録をする予定。抽選になる可能性が高く、選出されなかった時はもちの木賞(11月6日・阪神、ダート1800m)へ向かう。
同日の中京未勝利戦(芝1200m)でレコード勝ちを決めたビッグシーザー(牡、西園正)、僚馬でききょうS4着のチカポコ(牝)は放牧へ。
8月7日の札幌未勝利戦(ダート1700m)で6馬身差の圧勝劇を演じたサトノミスチーフ(牡、平田)はプラタナス賞(10月15日・東京、ダート1600m)、僚馬で8月27日の新潟未勝利戦(芝1600m)を勝ったエマヌエーレ(牡)は紫菊賞(10月15日・阪神、芝1800m)を目指す。(馬三郎栗東支局・塩手)