【競輪】村上義弘が電撃引退 “魂の走り”でグランプリ2回優勝
2012、16年にKEIRINグランプリを制するなど競輪界のトップレーサー・村上義弘(48)=京都・73期・S1=が29日、現役引退を発表した。
村上はグランプリ2回の他にG1・日本選手権を4回優勝。近畿地区の大黒柱として弟の村上博幸(京都)とともに兄弟で活躍。「魂の走り」と称される気迫の競走でファンからの支持を集めていた。
報道各社に送られたファクスは以下の通り。
「私事ではございますが、この度、競輪選手を引退する事にしました。14歳の頃から競輪選手を夢見て自転車に乗り始め、引退を決めた今日まで、只々必死にペダルを踏み続けてきました。私にとって、これまでの人生の記憶の大半が競輪であり、これから競輪を走らなくなるという生活が、どんなものになるのかは分かりませんが、自分の人生を救ってくれたと感じている競輪を、これからも心の中でしっかりと応援し続けていきたいと思います。最後になりましたが、共に戦ってきた競輪選手達、関係者の皆様。そして、ずっと村上義弘を応援して支え続けてくれた全国の競輪ファンの皆様に心からの感謝の気持ちを送りたいと思います。長い間、お世話になりました。ありがとうございました。村上義弘」