【スプリンターズS】メイショウミモザ 2枠3番は希望通り 池添兼師は99年以来のG1制覇狙う
「スプリンターズS・G1」(2日、中山)
最後にもうひと花を-。23年2月末に定年を迎える池添兼師が、メイショウミモザで99年阪神3歳S(現・阪神JF=ヤマカツスズラン)以来となるJRA・G1制覇を目指す。
追い切り後の調整は順調。30日は予定通り、金曜輸送で中山競馬場へと向かった。「あした、スクーリングをする予定。イレ込みがキツいのでね。でも、それをするだけでだいぶ違うから」と池添兼師。事前発表の馬体重は、前回から20キロ増の474キロ。それも予定通り。「輸送してちょうど良くなると思う」と仕上げに胸を張った。
22年1月の巌流島Sを11番人気で勝利。4月の阪神牝馬Sでは、9番人気で重賞初制覇を果たした。意外性があるのがミモザの魅力だ。「直線にかけるしかないし、漁夫の利があれば。丹内君も前回乗って分かってくれていると思うからね」。枠は2枠③番。これは希望通り。「内の方がいい。ためて行く馬だから」と無欲の一発にかける構えだ。
指揮官にとって、スプリンターズSは3度目の挑戦。06年には16番人気のタガノバスティーユが3着に好走し、ファンを驚かせた。「あれは勝浦君がうまく乗ってくれた。あの時よりも、今回の方が自信があるんだけどな(笑)」。VならG1史上最長間隔での勝利。スズラン以来となる花を咲かせるか。